1 HOUR ≥ 50 mm
1.5倍
年間発生回数は、1976–1985年の約226回から、2015–2024年の約334回へ。
WEATHER FIELD NOTE / 01
「晴れていたのに、急に土砂降り」。その背景には、局地的に発達する積乱雲と、より多くの水蒸気を含める暖かい空気があります。仕組みと備えを、約5分で。
最初に知っておきたいのは、「ゲリラ豪雨」は気象庁の正式用語ではないということです。
気象庁は、急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲で数十mm程度の雨をもたらす現象を「局地的大雨」と呼びます。単独の発達した積乱雲で起こり、警報が出ていない状況でも、川や水路が急に増水することがあります。[1]
言葉を正確にすると、見える危険も変わる。
「急」「狭い範囲」「短時間」が局地的大雨の要点です。
全国アメダスの観測をもとにした気象庁の整理では、極端な大雨の頻度は増加し、雨が強いほど増加率が大きいと示されています。
1 HOUR ≥ 50 mm
1.5倍
年間発生回数は、1976–1985年の約226回から、2015–2024年の約334回へ。
1 HOUR ≥ 80 mm
1.7倍
「猛烈な雨」に当たる強さは、約14回から約24回へ増加。
3 HOURS ≥ 150 mm
1.8倍
3時間の大雨も、約19回から約33回へ増加しています。
SOURCE: 気象庁「日本の気候変動2025」表5-1.1。いずれも全国アメダス1,300地点当たりに換算した平均年間発生回数の比較。[2]
積乱雲は、湿った空気が強く上昇し、冷えて雲粒になることで育ちます。夏の日中は地表が温まりやすく、暖かく湿った空気が上向きに動く条件がそろいやすくなります。
目の前の急な雨と、数時間続く広い範囲の雨。言葉を分けると、確認すべき情報のスケールも見えてきます。


発達した積乱雲は、急な大雨だけでなく、雷・ひょう・竜巻などを伴うことがあります。気象庁は、気象情報をこまめに確認し、積乱雲が近づくサインを見逃さないことを呼びかけています。[3]
空の一部で背の高い雲が育ち、周辺の明るさが変わることがあります。
屋外では、安全な建物の中へ移動する判断が必要になります。
積乱雲から流れ出す冷たい空気が、風の変化として感じられることがあります。
大雨は局地性が強く、状況が急に変わります。日頃から自宅や職場の周辺のリスクを知り、情報と現在地を結びつけて判断することが大切です。
予報だけでなく、雨雲の動きや警報・注意報を確認。大雨の可能性がある日は、行程に余裕を持たせます。
雨雲の動きを見る空が暗くなる、雷鳴が聞こえる、冷たい風が吹く。そんな変化を感じたら、安全な建物の中へ移動します。
気象庁の注意点を読むキキクルや河川の水位情報も使い、避難指示が出ていなくても、危険な場所から離れる判断をします。
キキクルを開く大雨への備えは、雨が降る前に「自宅・職場・よく通る道」の周辺にどのようなリスクがあるかを知るところから始まります。都道府県を選ぶと、選択した地域を中心に国の重ねるハザードマップを開きます。
選択後、洪水・土砂災害の情報を重ねた地図を新しいタブで開きます。
表示される地図は地域の中心付近から始まります。住所検索で自宅や通勤・通学経路を確認し、避難場所・避難経路は必ずお住まいの市区町村の公式情報でも確認してください。[5]
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